東京都目黒区上目黒2丁目42-11
グレイス中目黒1F
03-6412-8188

脂質異常症

脂質異常症とは

脂質異常症とは

脂質異常症とは、慢性的にLDL(悪玉)コレステロールやトリセグライトなどの中性脂肪が高い状態、またはHDL(善玉)コレステロールが少ない状態です。

コレステロールは、細胞膜・ホルモン・胆汁酸をつくる材料であり、体に必要なものですが、これが多すぎると血中のコレステロールが過剰(LDL(悪玉)コレステロール)になって動脈硬化を誘発し、少なすぎると免疫力が低下すると言われています。

脂質異常症は自覚症状が現れることは少なく、多くの場合は血液検査や健康診断で指摘されて気づくようです。症状が無いからと言って放置していると動脈硬化が進行していき、やがて心筋梗塞や脳卒中などを発症させてしまう可能性があります。なお、脂質の量に異常が生じてしまう最大の原因は、エネルギーの過剰摂取(食べ過ぎ)です。

治療について

脂質異常症の治療の基本は、生活習慣の改善(食事療法と運動療法)です。食事療法では、標準体重と活動量をもとに計算された適正なカロリー内で栄養バランスのとれた食生活(野菜・魚・豆を食べる)を心がけます。運動療法では、ウォーキングや水泳など無理のない軽度な有酸素運動を行います。

なお脂質異常には3つのタイプ(高LDLコレステロール血症、低HDLコレステロール血症、高トリグリセライド血症)があり、それぞれのタイプによって食事療法が異なります。高LDL(悪玉)コレステロール血症の方は、動物性脂肪を含む食品とコレステロールを多く含む食品を減らし、植物性脂肪を含む食品を増やします。また高トリグリセライド血症の方は、糖質の多い食品やお酒を控え摂取カロリーを適正にする必要があります。低HDLコレステロール血症の方は、トランス脂肪酸のとり過ぎに注意します。

このような食事療法や運動療法でも効果がみられない場合や、既に動脈硬化性疾患を発症している場合には、薬物療法で脂質をコントロールするようにします。薬には小腸でコレステロールが吸収されるのを抑えるものや肝臓でコレステロールが作られるのを抑えるといったものがあります。糖尿病、慢性腎臓病などの基礎疾患を持つ方では動脈硬化性疾患のリスクが高いため、特にLDLコレステロールは低く抑える必要があり、薬物を用いた治療が必要になる事が多く見られます。基礎疾患の無い方では、年齢、性別、喫煙の有無、血圧、血糖、心臓病の家族歴などから動脈硬化のリスクを計算し、必要に応じ薬物療法を行います。

クリニック概要

診療科目
内科・糖尿病内科・内分泌内科・小児科
住所
東京都目黒区上目黒2丁目42-11
グレイス中目黒1F
アクセス
東急東横線 / 中目黒駅 徒歩7分
TEL
03-6412-8188
休診日:日曜・祝日土曜午前 9:00~13:00
診療時間
9:00〜12:00 /
15:00〜18:30 / / /